写真散歩


京都駅前(その2)

画像管理者の掲載許可済、無断転載を禁ず、(C)奥野利夫

駅舎の変遷の次は駅前のターミナルの今昔を見てみましょう。この写真は、立派なレストラン兼事務所ビルの建物をバックに、4系統の表示を出した市電がカーブを曲がって、西ターミナルに入ろうとしているところです。当時の京都駅の電停は東と西に別れ、西には広軌線3線(西大路・千本、東山、烏丸)と北野線の乗降ホームがあり、東には2線(伏見、河原町)の計6箇所のホームが並んでいました。(前頁の写真参照
ほかに、降車専用ホームと留置線もあり、昼間は1,2台の電車が休憩しているのをよく見ました。写真の右側に2台の電車が止まっているところが東乗り場です。
冬の撮影か、外套を羽織った運転士さんはマスクをしています。みなさん風邪には注意しましょう(笑)


今の写真は、おなじ駅前交差点に進入する市バスです。道路の位置が変わって、手前の歩道の位置がかつての市電の線路敷きとなります。バックの建物も近代的なガラス張りに変わっています。写ってはいませんが、画面左手には京都タワーがそびえています。

駅ビルとあわせて、立派なバスターミナルが出来たのは良いのですが、駅前の交差点の信号が変わらなくて、なかなか前に進まないのが難点です(笑)


バスターミナルには、市内・近郊はもちろん、全国から高速バスがやってきます。調べると北は仙台・山形、西は熊本・長崎までの便があります。バス停はポールが一本立っているだけのところもあり、そこに「東北方面のりば」などの表示をみると不思議な気がしてしまいます。


このバスの行き先表示をよくご覧ください。
「(18)清水寺・銀閣寺・大原」になっています。まるで三題話(笑)のように京都の代表的な観光地を結んでいます。さぞかし観光客で溢れてるだろうなとも思われそうですが、さにあらず車内はあまり混雑していません。
その理由は、この系統のバスは土日だけ運行それも、一日一往復しか走らない幻のバス(笑)だからです。
かつては大原と京都駅を結ぶメイン系統、のちには大原と東山・洛北の観光地と京都駅を結ぶ観光ルートとして宣伝された時期もありましたが、いつのころからいわゆる免許維持路線になってしまいました。
けっしてコースは悪くないので、京都バスのいま一度の奮起を期待したいところです。
(2006.10.21. 10:28am)撮影 ←時間にもこだわっています(^^ゞ

駅前は、このくらいにして、駅構内に入ってみましょう。


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