(その12)


【初詣】京都世界文化遺産巡り1
                                    投稿日 1997/01/01
  今回の京都散歩は、「世界文化遺産、京都の神社仏閣城郭17個所」のうち、東側半分を順番に紹介していきます。

 宇治を基点に南から北へ上がっていきます。新装なった京阪宇治駅を降りると、やはり架け替えられて新しくなった、宇治橋が宇治川の急流に架かったいます。橋を渡り、宇治茶を商う店が並ぶ商店街を行くと、「平等院」の門前にでます。初夏の頃訪れると立派な藤の花が藤棚から地面に届きそうになるまで、下がっているのが見られます。10円玉をポケットから出して、「鳳凰堂」と見比べたら、中の島に架かる朝霧橋を渡り、対岸の「宇治上神社」神社に参りましょう。この付近は、源氏物語の宇治十帖の世界を今に伝えており、「朝ぼらけ宇治の川霧たえだえにあらわれわたる瀬々の網代木」と、詠まれた百人一首の世界に浸ることが出来ます。

 再び宇治駅へもどって、電車に乗り六地蔵で下車します。ここからバスに乗り換え「醍醐寺」へと向かいます。途中バスの通る狭い道は旧大和街道で、奈良の都と東国を結ぶ旧街道です。日野の法界院、小野の隋心院などの名刹が並んでいます。醍醐寺は桜の名所として知られています。「太閤秀吉醍醐の桜見物」は有名です。境内は広く背後の醍醐山すべてが、寺域で、山頂の上醍醐寺への道は西国三十三ヶ所観音霊場巡りの最大の難所といわれます。

 三宝院前から国道1号線経由のバスで、東山トンネルを抜け、五条坂へ向かいます。途中には、勧修寺(名園で有名)や清水焼団地などがあります。五条坂で下車して、「清水寺」へ向かいます。門前のいわゆる清水坂は土産物屋や清水焼きを売る店がびっしり並び、観光客の絶える間がありません。ここも観音霊場のひとつ、清水の舞台から市内を見下ろしましょう。

 五条坂から東山通りを走るバスにのり、銀閣寺道へと進みます。途中は東山散策のゴールデンコースです。三年坂・二年坂・霊山観音・高台寺・円山公園・八坂神社・六波羅密寺・建仁寺・知恩院・平安神宮・黒谷・真如堂・哲学の道・法然寺、etc. 書き切れないので(^^;このくらいにしておきますが、バス停ひとつ毎に名所・旧跡が目白押しです。「銀閣寺」は正式には慈照寺といい、足利将軍義政の別邸がはじまりです。庭園の銀沙灘がみごとな砂の芸術を作っています。

 銀閣寺道から比叡山行きのバスを待ちます。もし、バスの接続が悪いときは一旦、出町柳へ出て、叡山電車経由で登ると良いでしょう。バスはすぐ山中越えの急坂を登ります。この付近は白川石と呼ばれる花崗岩がとれ、石灯篭などを作る石屋さんが目に付きます。ドライブウェイに入ると、バスがカーブするにつれ、京都市内と琵琶湖の両方が車窓を行き来します。野生のサルを目にすることもある山道を走ること40分、延歴寺バスセンターに着きます。ここは「比叡山延歴寺」の中心、東塔です。消えずの法灯を守る根本中堂や大講堂があります。さらに山内を巡回するバスに乗って、西塔、横川と三塔巡拝をすることも出来ます。

 山頂の遊園地からロープウェイ、ケーブルカー、電車を乗り継いで、出町柳へ戻ります。途中は八瀬・大原、蓮華寺、曼殊院、詩仙堂とお染みの名所を過ぎていきます。出町橋を渡り、糺ノ森の中にある、「下鴨神社」に参ります。橋を渡るとき、背後にさっき通ってきた、比叡山と東山の峰々が見渡せます。

 下鴨神社前からまたバスで「上加茂神社」に回ります。途中は、植物園、大徳寺、今宮神社などに寄り道出来るでしょう。バス停前に広がる芝生の参道を通り、神山の麓に本殿が鎮座しています。芝生の横は馬場になっていて、五月の葵祭りの頃には競べ馬の神事が行われるところです。

 お疲れさまでした。実際のところでは、これだけの名所旧跡を公共交通期間だけで回るのは、2日かがりになると思います。無理せず、ゆっくりお回りください。


  次回は市内中心部から洛西方面に散在する文化遺産を巡りましょう 
 

 


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