写真散歩
修学院

2006年/autumn

(その4)



赤山禅院から叡電の修学院駅前に戻ると再び若狭街道に合流します。その合流点に「修学院村道路元標」と書かれた石碑が残ってます。
この付近が京都市左京区に合併される前の「愛宕(おたぎ)郡修学院村」であったころの郷土の歴史の証人です。

今はスーパーの裏口にひっそりと建っているのが残念です。保存を望みたいものです。
高野から真っ直ぐ街道を歩いてくると、町の入り口に料亭「十一屋」がありました。残念ながらこの由緒ある料亭は2006年の初夏に店じまいされ、この原稿を書いている2007年の1月には、マンションの建設工事の真っ最中です。
趣のある玄関と母屋は残され当時を伝えています。

町の商店街の真ん中にある和菓子屋さんです。新聞やテレビで紹介されることもあり、観光客がお土産を買い求めに立ち寄る姿も良く見られます。
看板にある「でっちようかん」は、小豆餡を竹の皮に包み、蒸し上げた羊羹です。この名前の由来は、その昔京都の街中に丁稚(でっち)奉公していた人たちが正月に里帰りの帰りに田舎土産として持って帰ったことによるといわれます。
「鳩餠」は米粉で作ったハトの形をした愛らしい団子です。白、ニッキ、抹茶などの味があります。

昭和30年代のかおりのするうどん屋さんです。
横のマンションは元銭湯で、風呂上りにここでうどんや中華そばを食べるのが子供の頃の楽しみでした。


うどん屋の並びに、トタン葺ながら茅葺き屋根の民家が残っています。妻面の「水」の文字は火除けのまじないと云われます。
隣のハトのレリーフのある蔵も一見の価値があります。

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このコーナーで使用しております背景のもみじの枯山水のイラストは、「りょうか」さんの素材集「もみじ葉の風」よりお借りしたものです。無断転載はお断りします。



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