写真散歩
阪神間イベント列車の旅


(その4)

地下道を通って、地下鉄三宮駅にやって来ました。神戸には良く来ますが地下鉄の駅を利用するのは、ひさしぶりたぶん震災直後以来10年振りのはずです。案内所で、開業30周年の記念乗車券を購入し、合わせて記念列車の時刻も確認します。11時15分頃に三宮を出るようです。

地下鉄開業30周年記念乗車券 切符のデザインはかつての市電の切符をイメージしてあります。




1112号車ほかの編成がやってきました。緑の濃淡の塗装も市電をイメージ採用されたそうです。

三宮を出た列車は、市内の山手を通り、板宿から六甲山の真下をトンネルで抜けて、須磨ニュータウンに出ます。ここからは地上を走る区間が多く、地下鉄というより普通の郊外電車の感覚です。かつては山を削り、海を埋め立てて土地を広げる神戸方式がモテはやされた時期もありましたが、時代は移り、巨大なベルトコンベアーも運転を止めています。



車庫のある名谷駅で茶色の電車とすれ違いました。よくみると「北神急行」のマークが付いています。実は、このときまで、「北神急行」が自前の電車を持っていることを知りませんでした(恥)。 てっきり第三種のトンネル鉄道だとばかり思ってました。(正しくは上下分離方式の第ニ種事業者、施設は神戸高速鉄道が第三種事業者として所有している。)
この付近まで来ると構内や沿線でカメラを構えている人を多く見るようになりました。
伊川谷を11時45分頃通過するようなので、ここで降りて写すことにしました。





すでに、ホームの三宮よりはカメラマンでいっぱいなので、西神中央方面よりで写すことにします。駅の西側はすぐトンネルになっており、線路をはさんで急勾配の道路を車が猛スピードで下っていきます。見ていて事故を起こさないか、ハラハラします(笑)

列車を待つ間、地元のファンの方と立ち話をしました。「この付近は地下鉄が出来るまでは本当に田舎だった。地下鉄が出来るときも最初は駅を作る予定が無かった。それほど人口が少なかった。」のだそうです。今はマンションや建売住宅が所狭しと建ちならんでいます。





私が京都から来たというと、その方も子供の頃(昭和20年代)に京都の鹿ケ谷で暮らしておられたそうで、銀閣寺や哲学の道を懐かしがっておられ、白川通りに市電が開通して錦林車庫が開設されたときは、一番に見に行かれたそうです。

もしかしたら、奥野氏と並んで写真を写されていたのかもしれません。こんなところで、京都の鉄道今昔の話になるとは思いもよりませんでした。

待つこと暫しで、記念列車がやって来ました。1101号ほかの編成の前面に簡素な飾り付けをしています。列車が止まると、飛び降りて記念撮影をするファンの姿もありました。




次の電車で追いかけます。西神中央に付くと、すでに記念列車の姿はありません。12時過ぎまで停まっている筈なのですが??

どうやら、転線のため引き上げ線へ下がっていたようで、しばらくすると西のほうからホームへ入ってきました。すかさずファンが集まってカメラの砲列です。

上は開業当初の1100番台の車両の銘板、下は増結の1300番台の車両の銘板です。この車両もローレル賞を受賞しています。
神戸市交通局の徽章は、神戸市章を稲妻で取り囲んだデザインです。
阪神電車のマークに良く似ています。

我楽多館のトップへ戻る HOME 戻る 次へ



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送