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和歌山線の急行「紀ノ川」号です。
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急行「紀ノ川」号は、京都−和歌山間を奈良線、桜井線、和歌山線回りで結ぶ急行で、この区間の唯一の優等列車でした。もとは京都−和歌山−白浜間の急行「しらはま」号でしたが、昭和55年10月の改正で、和歌山どまりになったものです。昭和60年3月の改正でわずか5年で廃止になりました。
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乗ったのは、昭和56年10月で、この日は奈良・和歌山付近の未乗区間をつぶすための乗り歩きでした。まずは近鉄で新田辺へ行き、ここから片町線の未乗区間、片町−木津間に乗車。当時は単線非電化でキハ35などががんばっていました。奈良、王寺経由で、高田へ出ました。ここからの和歌山線も未乗区間ですが、なぜか五条まで普通で行って、五条から「紀ノ川」に乗っています。たぶん急行料金を節約するためでしょう(笑)
当時の編成は、キハ+(自)キロ+キハ+キハ+キハで、自由席ながらグリーン車が付いて急行の格を保っていました。乗車すると車内販売も回ってきました。
なぜ、数ある列車の中でこの列車を取り上げたかというと、どこの駅か忘れましたが、駅を通過した直後に急停車しました。車掌さんや車内販売のひとも運転席へ走っていきます。すわ事故かと車内が騒然としましたが、窓から外を見てみると、運転助士さんが通票を受け取りそこねて線路脇に落としたのでした(笑)・・・・・
という、稀有な体験をしたからです。
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このサボは、和歌山駅で写した接続列車のものですが、これに乗ったわけではなく。阪和線の快速で戻っています。
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