写真散歩
市原二ノ瀬

2006年/autumn

(その3)

岩倉をでた街道は、今の叡電精華大前付近で、旧鞍馬街道と合流します。この合流点にある小川に架かる橋を、頼光橋と呼んでいます。この橋の由来には、大江山の鬼退治で有名な源頼光にまつわる説話(頼光が盗賊鬼周丸に襲われたが、逆に鬼周丸を切り伏せた。)が残っています。

しばらく行くと二軒茶屋で、上賀茂から来るバス道路と合流します。この地名も昔、街道筋に茶店が二軒並んでいたからといわれます。私の子供の頃にはそのうちの一軒(?)の茅葺きのよろず屋が残っていました。今はコンビニに変わったような・・・。

この付近からすこし坂道になります。この坂を小町坂といい、峠に小野小町ゆかりの小町寺(補陀洛寺)があります。老婆になった小町像や小町と深草少将の供養等などが残っています。

峠を下ると、市原の町にでます。少し前まではここまでくると山里といった雰囲気でしたが、今は新興住宅地やマンションも立ち並び、この鞍馬川沿いの民家のようなお家は非常に少なくなりました。

上の民家の前は旧街道で、愛宕神社の常夜灯が立っています。ひだまりでネコが日光浴をしながら電車の通るのを眺めていました。

小さなお堂を覆い尽くす真っ赤なもみじ。いかにも旧街道らしい光景ですが、実は回りは新興住宅地で、バス道路は引っ切りなしに車が通り、赤信号のタイミングでシャッターを切りました(^^)










紅葉のお堂のすこし先のバス停のたたずまい。こちらの桜の古木はすでに葉を落としています。今にも、ボンネットバスがやってきそうな雰囲気です。

上のバス停の先から民家は途切れ、急に狭い山道になります。街道は、有名な叡電の紅葉のトンネルのあるところを通ります。

しばらく歩くと、二ノ瀬に着きます。集落の目印の大イチョウの木がまっ黄色に色づいていました。

鞍馬山へ登るハイキングコースの入り口にある二ノ瀬集落の鎮守様のもみじです。
この日もハイカーが続々と登って行きました。


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このコーナーで使用しております背景のもみじの枯山水のイラストは、「りょうか」さんの素材集「もみじ葉の風」よりお借りしたものです。無断転載はお断りします。



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