(その9)


【京都】の散歩みち−北区編
                                    投稿日 1996/12/01

今回は2回に分けて、洛北を散策します。

 一回目は西陣から鷹峰、西加茂地区を歩きましょう。

 出発は、伏見から一気に北上した「わら天神前」から。

 わら天神前のバス停でバスを降り、バスが曲がったのと反対に右へ折れ、寺之内通りを東へ向かいます。途中「紙屋川」を渡る付近で道が狭くなるので注意しましょう。この「紙屋川」のいわれは昔この川の水で朝廷で使う紙を漉いたからだといわれます。ただし反故の漉き返しであまり上等の紙ではなかったそうです。(トイレットペーパーに使ったという説もあり(^^)

 千本通りで前に紹介した「千本閻魔堂」の前を通って、すこし東へ行くと「称念寺」です。ここは通称「猫寺」ともいわれます。昔、この寺の住職が飼っていた猫が、ある大名家との縁を復活させ、再び栄えさせた、と言う「猫の恩返し」の話を伝えるからだそうです。

 「猫寺」を出て今度は北に向かいます。目の前に小高い丘が立っています。「船岡山」です。山腹には織田信長公を奉る「健勳神社」があります。私が訪れた時はちょうど、紅葉の真っ盛りで、境内一面、赤と黄色に彩られてました。いちいち書きませんが(^^)、行く先々ですばらした紅葉に出会えます。神社を出て山頂(112m)に登ります。市内が一望できます。こうして見ると市内にもかなり高いビルが立って、
東寺の塔など、霞んで(^^)います。恒武天皇が平安京を定められたとき、造宮司の役人はここへ登り、この山を基点として朱雀大路と大内裏の位置を決定したといわれています。

 京の都を見下ろしたら反対がわへ目を転じて見ましょう。これから行く、「大徳寺」の伽藍、「今宮神社」の朱塗りの社殿、北山には「船形」が浮かび上がっています。山を降り、いま見えた「大徳寺」と「今宮神社」へ回ります。

 納豆とあぶり餅を賞味して(^^)、今宮神社前から鷹峰を目指します。バス通りに沿って一本道ですが、ちょっと、遠回りして仏教大学前から大学の横をとおって、再び紙屋川沿いに出ます。「鏡石橋」を渡って鏡石地区へ出ます。ここは今までの住宅街と一転して、のどかな風景が広がります。料亭やホテルが並んでいます。その中「しょうざん」は休憩に立ち寄ると良いでしょう。お庭がきれいです(有料)。「しょうざん」の前を過ぎると山道の雰囲気になってきます。途中の「吟松寺」もお庭一面の散りもみじ、アマチュアカメラマンでにぎわっていました。

 京の七口のひとつ「長坂口」までくると北山の入り口です。ここから道は丹波、若狭へと続くのですが、ここで引き返しましょう。鷹峰へ向かうものすごい急坂をよじのぼって(^^;「鷹峰」地区に入ります。江戸時代の画家「本阿弥光悦」や京女の代表「吉野太夫」ゆかりの地です。「光悦寺」「源光庵」「常照寺」「北山YH」などが並びます。北山杉を扱う材木店も見られます。

 ゆっくり散策したら、次は西加茂へ回りましょう。ここへの移動もバス道ではなく、旧道を通りましょう。源光庵前からバス停ひとつ先へ行った「釈迦谷口」から左へ折れます。この先、ずっと「東海道自然歩道」の標識を頼りに歩きます。見落とさないように(^^; アップダウンの激しい道を「船形」の真下まで進みます。途中、池や北山杉の植林地の側を通ります。残念ながら山際まで住宅が迫っていて、休憩は出来ません。広い道にでたら西加茂です。バス通りのひとつ手前が旧道です。ここも標識に従って左折します。

 すぐ、「一様院」があります。近衛家の菩提寺だそうです。参道の石段に紅葉がはらはら落ち、木漏れ日に映える景色は、「絵にも書けない美しさ」です。(チョット オーバー(^^;) すこし先にあるのが、「西方寺」、五山の送り火のひとつ「船形」はこのお寺の裏山で行われます。送り火の日には「六斎念仏」もあるそうです。裏の墓地には、「太田垣蓮月尼」の墓があります。幕末の歌人・陶工として有名な蓮月尼の墓は大きな木の陰にひっそりとありました。西方寺を出て近くの「大将軍神社」へ回ります。ここは西加茂地区の鎮守社です。回りの農家では、特産の「すぐき漬け」の仕込みが始まっています。この漬物の漬け方は独特で、漬物樽の上に丸太を渡し、その先に重しをぶら下げます。こうすれば、テコの応用で、少しの重みで大きな圧力をかけることが出来るのだそうです。

 再び、山沿いの道へ戻って、正伝寺へ、ここも山門を入ってから本堂までの山道が紅葉に覆われて、すばらしかったです。本堂の庭越しに眺める借景の比叡山も山頂まで真っ赤に色付いています。ここでも、面白い物を見つけました。お寺の参道をゴルフ場のコースが横切っているのです(^^)。ゴルフの道具を乗せたモノレールがゴトゴトと走っていきます。

 山門を出て、加茂川にむかって、下ります。バス通りに出ると「神光院」。西加茂の弘法さんとして有名です。訪れたのが20日だったので、翌日の縁日の準備をしていました。

 バス道路に沿って市バス「西加茂車庫」前へ、ここは市バスの均一区間の北端です(^^)。前回は南端の中書島、今回は北の端で散歩を終わることにしましょう。バスで市内へ戻るもよし、加茂川沿いを上加茂神社まで歩いても10分程度でしょうか。


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今回の散歩は紅葉の真っ盛りに歩きましたが、このコースは自然に冨み、四季折々の良さを見つけられることを保証しますので、ご安心を(^^;
  次回は上加茂から松ケ崎、下鴨、北白川、哲学の道、蹴上へと「北区、左京区」を散歩します。 乞うご期待!!


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