(その10)


【京都】の散歩みち−北区・左京区編
投稿日 1996/12/14

 今回の散歩は、地元洛北を比叡おろしに吹かれて歩くことにしましょう。

 出発は前回の続きで市バス「西加茂車庫前」から。 車庫前で、バスを降り東へ少し行くと、すぐ加茂川の河原にでます。向こう岸の山の中に我が母校の(^^;大学の校舎が見えます。

 川ぞいに少し南へ下り、御薗橋を渡ると、「上加茂神社」の境内へと入ります。バス便の都合でここを出発点にするのも良いでしょう。 この神社は正式名を「加茂別雷神社」といい、創建は古く神話時代に逆のぼると言われます。ここのお祭りが有名な「葵祭り」です。芝生に覆われた参道をいくと、 朱塗りの本殿が現れます。小川が流れる境内では時代劇のロケがあったりします。 「水戸黄門」や「銭形平次」の撮影をよく見ました(^^)

 おみやげに「やきもち」を買い、小川にそって東へ。すぐき屋「なり田」さんの前の古いお屋敷の前を小川が流れる風景は絵葉書なんかで紹介されますが、これを 「社家町」といいます。社家(しゃけ)とは、上加茂神社の神職さんのことです。

 小川が道と離れる大きな楠木の前で、左へまがります。狭い道をすこし行くと、 「大田神社」です。ここはかきつばたの池で有名です。初夏の頃いくと、見事なむらさき色の花がみられます。 近くの「民俗資料館」や「愛染倉」を見て、「深泥池」に出ます。この池の中州に茂る雑草(^^;は、実は氷河時代の生き残りの植物で、京都のような温帯気候の場所に残っているのは貴重だとして、天然記念物に指定されています。また、詳しくは書きませんが、この池は「幽霊話」でも有名なのです(怖)。ここを通るタクシーやバスの運転手さんに聞いてみてください。

 普通はここから「円通寺」へ行くのでしょうが、パスして北山通りへと下ります。 植物園裏の北山通りは京都のファッション・ストリートとして、近年大変貌をとげ ました。休憩や食事に最適な、洒落たレストランや喫茶、ブティックが並びます。 地下鉄乗り場横の「陶板名画の庭」は是非、見てみましょう。

 コンサートホールや府立大学のキャンパスを見て、さらに南へ下がります。この付近は下鴨地区といい、京都の高級住宅街です。北大路通りを渡ると 道が狭くなって、市場なんかも有って生活臭が漂います(^^)。

 鞍馬口通りの角に 「加茂のみたらし団子」の本店があります。バス通りに支店もありますが、やはり 本店の方が昔ながらの茶店の風情があっていいです。

 お団子で一服したら(^^;、「下鴨神社」に参りましょう。うっそうと茂る糺ノ森 を抜けて、朱塗りの楼門をくぐり本殿に参拝します。ここの正式名は「加茂御祖 (みおや)神社」といい、最初に参った「上加茂神社」の親神様とされています。 両社とも世界文化遺産に登録されました。境内の御手洗池(みたらしいけ)に手をひたしてみましょう。こんこんとわく泉で、穢れを祓ってくれます。

 糺ノ森を抜け、料亭下鴨茶寮の前を通り、高野川に架かる御蔭橋を渡り、東鞍馬口通りをどんどん東へ向かいます。叡山電車の踏み切りを渡り、しばらく行くと東山通りに出ます。この付近は田中商店街です。大通りの西側は露店が並び、東側は京大の学生さん向けの、安い食堂や古本屋が並んでいます。修学院がまだ、田舎だったころ(^^)は、ここまで、よく買い物に来ました。学生の頃はコンパでお世話になった店もあります(^^;

 東山通りを渡り北白川地区に入ると、また回りは清閑な住宅街です。しゃれた喫茶店も目に付きます。通りが白川通りに突き当たったところが、「別当町」のバス停そのひとつ北が「上終町」のバス停です。このバス停は市内均一区間の東のはずれ端です。北端から東端まで、よく歩きました(^^)。

 ここから京都駅までは直通のバスも出てますが。もうすこし歩きましょう。北山通りとならぶ京都のおしゃれスポットの白川通りをイチョウの落ち葉を踏みしめて歩きます。

 しばらく行くと銀閣寺道の交差点へ出ます。 銀閣寺からは哲学の道に入ります。京都の散歩道としては超有名なので、紹介不要でしょうが、疎水沿いの道だけでなく、山際の細道を「法然院」「安楽寺」「霊 鑑寺」「大豊神社」と巡るのも良いでしょう。

 鹿ケ谷通りにある、「泉屋博古館」はもと住友財閥家の京都の別邸で、住友家の 銅精練に関する資料や古銭のコレクションなどが見られます。

 「大豊神社」の参道はアジサイの小道としても知られてます。「永観堂」から「南禅寺」の途中にある「野村美術館」は茶道のお道具のコレクションで知られます。 茶道に興味のあるメンバーは寄られると良いでしょう。ちなみに美術館から「野村財閥」の別邸「野村碧雲荘」横の小道はわたしの大好きな風景のひとつです(^^)

 南禅寺門前で湯豆腐をいただいたら、蹴上の電停まですぐそこ。この路面電車の走る風景も地下鉄の開業とともに来秋で見納めになります。インクラインの桜や浄水場のツツジに彩られたちんちん電車の写真も来年が写し納めです。「鉄」の方は 撮影、乗り潰しをお早めに(^^)(管理者注−京津線は'97年10月に部分廃止され、地下鉄東西線「蹴上駅」に代替されました。)

 上加茂を出てから蹴上げまでの道中は住宅地ばかりで、これといった観光スポッ トは無いのですが(^^; 疎水沿いや白川沿いの散策路を歩くと、観光地とはまたちがった京都を発見出来るでしょう。なにを見つけられるかはあなたの目の付け所し だい、と言うことにしておきましょう(^^)

(市内散策編終了−ご愛読ありがとうございました)
(引き続き、京都散歩テーマ編をご覧ください)


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